コラム137　～ピンときた

　この辺りは、「五耒」、「三代」姓が多く（もともと人口そのものが少ないので、石を投げても当たりませんが）、地方にはその地方独特の名前が多いことがあります。

　ちなみに、南雲は、新潟県十日町が発祥（起源）だそうで、地元では多くの南雲姓の人がいますが、東京や茨城など他県に行くと、まだまだ珍しがられます。（名前ランキング1,064位、およそ16,600人）

　名字の多い方（ほう）は、昔から話題にもなり、よく知られています。
　例えば、日本で多い苗字は、昔から「佐藤」、「鈴木」、「田中」と言われていましたが、現在は「佐藤」、「鈴木」、「高橋」の腎だそうです。（「田中」は４位、以下「伊藤」、「渡辺」、「山本」、「中村」、「小林」、「加藤」と続きます。）

　では、珍しい名前（名字）には、どんなものがあるのでしょう。
　文字数が多いものでは、「左衛門三郎（さえもんさぶろう）」なんてのがあります。（全国87,298位で、人数は約10人とのことですが、もちろん会ったことはありません。）
　逆に、文字数が少ないのには「一（にのまえ）」（Ⅰは2の前）なんてのもあります。
似たような 難読名字としては、「小鳥遊（たかなし）」（鷹が居ないと小鳥が遊べる）、「春夏冬（あきない、あきなし）」（秋なし）、「四月一日（わたぬき）」（春になると着物の綿を抜く）、「一尺八寸（かまつか）」（使っていた鎌の柄の長さが一尺八寸だった）、「四十八願（よいなら）」（疫病が流行した際、住民が48の願掛けをした）なんてのもありますが、ここまでくるとトンチです。

　毛に関するものも多く、「毛穴（けあな）」、「鼻毛（はなげ）」、「白髪（しらが）」なんてのもありますが、ついには「禿（とく、はけ、かぶろ、かむろ）」もありました。決して「ハゲ」と読んではいけません。

　また、ストレートな名前では、「金持（かねもち）」、「幸福（こうふく）」、「無敵（むてき） 」などもありますが、おもしろいのは、「安多（あんた）」と「御前（おまえ）」。（「オマエの名前は？」「オマエ」などと、コントがいくつかできそうです。）
　
　名前と言えば、ジャニーズの新会社の名前が「STARTO　ENTERTAINMENT（スタートエンターテイメント）」に決まりました。
　ファンから公募した約14万件のうち、「STARTO」は11件だけだったそうですが、井ノ原（副社長）が「ピンときた」と目に留まったんだそうです。
てっきり、始まりの「スタート」だと思いましたが、意味は「STAR（スター）＋と（未来へ向かう）」なんだそうです。

　自分（達）を「スター」と呼ぶのはこの人だけかと思っていましたが、、、

　ジャニーズつながりで、こんな変わった名前もありました。

　「兄父（あちち）」